考えつくままの

美しい嘘をつき続けたい

ラストエンペラー

坂本龍一追悼上映『ラストエンペラー』を観に行きました。いやー良かった。心震えポイントをネタバレ交えつつ雑多に記します。

 

・初っ端から清王朝の零落ぶりがドーンと表現されてて涙。日中戦争後、日本側に加担した中国人が戦犯として連行されていくシーンなんだけど、皇帝だった溥儀も一般人と同じような扱いで連れてかれるのがうわーーーー!!悲しい!!開始30秒で感情移入できるこれ。

・いやーーー、荘厳!!!!!映像美し!!!城でか!!『ラストエンペラー』はでかいスクリーンで観るとより荘厳度が増しますね。坂本龍一のメインテーマがまたすごい重厚感で中国の長い歴史の重み的な、そんなものを感じました。

龍一〜〜!!!!坂本龍一は『ラストエンペラー』の音楽を担当しているんですが、実は出演もしてるんですよね。まーーーーじでかっこいい。めっちゃ悪役だけど!なんかスーツ着てシュッとしてて、うわーー!!!!バカでけえ画面で坂本龍一見れて良かった!!画面に占める坂本龍一の割合がデカけりゃデカいほどいいですからね。ほんと。

・普通に歴史がおもろい。昔、辛亥革命オタクやってたんですけど『ラストエンペラー』ってドンピシャでその時代なんですよ。袁世凱とか出てきてテンション上がりましたね。色々忘れかけてるけどもっと歴史勉強してもう一度観たらさらに面白くなりそうです。

龍一が急に死んだ!!今度は坂本龍一が最後まで生きてる映画が観たいですね。

・溥儀が可哀想だよー!なんか教科書だと一文とかしか出てないけど、ここまでいろんな奴らに利用されてきた君主なんていないですよ。紫禁城から出られなかった皇帝時代を経て、やっと脱出できて自分の故郷である満州を統治できると思ったら結局日本に利用されてて前と変わらんやんけ!っていう。うーんつら。

・一番最後の、溥儀が紫禁城にチケット買って入るところがもう!!!悲しい!!!切ない!!!少年に「昔ここに住んでいたんだよ」っていうセリフが!!うわーー!!!

坂本龍一の音楽をでかい音で聞けて本当によかった。最後に画面消えてもテーマ曲がワワワワーンって鳴ってて色々思うとこあって涙がちょちょぎれるところでした。世界の坂本!永遠なれ!!

 

坂本龍一追悼上映第二弾は『戦場のメリークリスマス』をやるらしいので、それも観に行きます。今度は坂本龍一が主演!!まってろ龍一!!